MACDニュートラリゼーション(ニュートラライズ)について

MACDニュートラリゼーション(ニュートラライズ)というチャートパターンがある。ダイバージェンスはかなり有名なチャート分析の方法であるが、ニュートラリゼーション(ニュートラライズ)は、テクニカルチャート分析に詳しい人を除き、あまり馴染みのないコンセプトかもしれない。

簡単に言えば、MACDニュートラリゼーション(ニュートラライズ)とは、MACDの長期EMA線と短期EMA線が基準ライン(0ライン)に収束していく現象である。

以下のチャートはEUR/USD(ユーロ/米ドル)の15分足チャートである。1.3742の高値から1.3584までの急落局面がA波。その後、1.3677まで戻す局面がB波。そこからの値動きはコンソリデーション(揉み合い)になる。揉み合いの局面でのMACDはの長期線と短期線は基準ラインに収束しているのがみてとれる。

こうしたチャートパターンが見られた場合は、価格が下方ブレイクすると予想する、という見方である。逆のパターン、つまり上昇パターンは、A波、B波がそれぞれ逆になると考える。

MACDニュートラリゼーション(ニュートラライズ)の考え方を現在のユーロドルの動きに照らし合わせると、目先(デイトレベースで)、少なくともA波に相当する下落が予測できることになる。この記事に使うチャートを作成した時点のユーロドルは1.3634、現在、1.3626になっている。この水準からさらに158pips程度(A波)の下値余地があるとみる。また、1.3665ラインで3回頭をきっちりと抑えられているので、これが短期的に抵抗線として機能しており、戻り売りのポイントのひとつであることもわかる。

ただし、実際には1時間足MACDには現在ポジティブダイバージェンス、日足、週足ともに売られ過ぎているため一時的な反発もあるかもしれないので、揺れ戻しに対する注意は必要である。

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